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- 2025.7.9
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湿気対策の重要性
梅雨時期の湿気は、カビや結露の原因になります。カビや結露は家の劣化を早めるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。こまめな換気や除湿器の活用、エアコンの除湿機能などを使って、室内の湿度をコントロールする必要があります。
湿気対策は、健康面だけでなく、家屋の寿命や居住環境の快適性にも大きな影響を与えるため、非常に重要になります。湿気はカビやダニの繁殖を促し、アレルギーや感染症のリスクを高めたり、害虫被害を引き起こしたりする可能性があります。
湿気対策の重要性を具体的に見ていきましょう。
1. 健康への影響

引用元:https://kabidoctors.com/column/13-2/
・アレルギーや感染症のリスク
湿気はカビやダニの繁殖を促し、これらの死骸や胞子が空気中に舞い上がり、アレルギーや感染症の原因になります.
・体調不良や熱中症のリスク
湿度が高いと体温調節が難しくなり、体調不良や熱中症のリスクが高まります。
・インフルエンザなどの感染症のリスク:
湿度が低いと、空気中のウイルスが活発になり、インフルエンザやコロナウイルスなどの感染症にかかりやすくなります。
2. 家屋への影響

・家屋の劣化
湿気は木材の腐朽や石膏ボードの剥がれ、金属の錆びや腐食を引き起こし、家屋の耐久性を損ないます
・害虫被害
湿気はシロアリなどの害虫の繁殖を促し、家屋に深刻な被害を与える可能性があります
・結露
湿気がこもると結露が発生し、カビの繁殖や壁紙の剥がれの原因になります.
3. 快適な住環境への影響

・ニオイや臭気
湿気はカビやダニの繁殖を促し、ニオイや臭気を感じる原因になります.
・異臭
湿気によって結露が発生し、壁や床に異臭がこもる可能性があります.
このように、湿気対策は、健康面だけでなく、家屋の寿命や居住環境の快適性にも大きな影響を与えるため、非常に重要な項目となります。湿気対策は、適切な換気、除湿、断熱、防水などの対策が必要です。
では次に、湿気を防ぐにはどのような対策をすれば良いのかを見ていきましょう。
湿気対策の具体的な方法
湿気対策の重要性についてお話しましたが、ここからは具体的な対策方法について解説していきます。
換気

当たり前のようですが、「換気」は湿気対策において非常に重要な手段になります。少なくても1日に1回は窓を開けて換気を行いましょう。
特に、対角線上にある窓を2箇所以上開けたり、風が通る窓と窓を開放してお家の換気を行ったりすると、風の通りが良くなり効率的に湿気を逃がすことができます。
またこれから新築を検討されている方は、全館空調の設備を選択する、気密断熱性能が高い住宅を選択するなど、換気対策や湿度対策ができる住まいの選択も検討するといいでしょう。
除湿器

住宅の構造上の問題や風が全く吹かない日、雨が強すぎて窓を開放できないときなどにおすすめなのが除湿機になります。お部屋の広さに合った除湿器を選択することがポイントです。独立型の除湿機があればベストですが、ない場合にはエアコンの除湿機能を使用しましょう。
必要な除湿能力の目安を確認し、適切なタイプを選ぶことをおすすめします。
エアコン

前段でもお話しましたが、エアコンの除湿機能、ドライモード、も是非活用しましょう。
室温を下げずに湿気を抑えられるので、体感温度を下げすぎず快適に除湿効果を得ることができます。
除湿剤

日常でできるこまめな除湿対策としては、除湿剤をお部屋の各ポイントに設置すると除湿の効果が見込めます。押入れやクローゼットなど、湿気がこもりやすい場所に除湿剤を設置するとより効果的です。
結露対策

梅雨時期だけではなく、住まい湿度対策において気をつけたいポイントは「結露」になります。これから新築一戸建てや注文住宅を検討されている方は、窓やサッシなどの建材や設備で結露対策ができるものを選択することも検討しましょう。
またそれ以外にも、結露防止グッズなどの使用も手段の一つです。
窓ガラスや壁の結露を抑えるシートやスプレーも市販されていますので、それらの対策グッズを活用しましょう。
カビ対策

お部屋の湿度が高い状態のままになると、カビの発生リスクがとても高まります。こまめな換気と除湿対策を行うことで、カビの発生を予防できます。日々の換気や除湿を怠らないように注意することが必要です。
結露対策と同様にカビ対策のグッズも多数販売されているので、そういったグッズを使用するのも手段です。
また、カビ対策には、湿度のコントロールが最重要ポイントになります。
住宅の気密断熱性能を高めることや全館空調システムを導入する。お部屋の広さにあった除湿機やエアコンを設置するなど、日々の湿度に気を配りましょう。
その他のポイント

・家具の配置:壁から少し離して、空気の流れを妨げないようにしましょう。
・洗濯物の乾燥:部屋干しの場合は換気をしっかり行い、除湿器やサーキュレーターで乾きやすく工夫をしましょう。
・雨具の準備:梅雨の期間は傘やレインコート、防水スプレーなどを常備しておくと便利です。
まとめ
さてこちらの記事では「梅雨を快適に暮らすための工夫」についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
じめじめとした梅雨の湿気をいかに快適に過ごせるのか、工夫ポイントをご紹介してまいりました。
・湿気対策の重要性
・具体的な湿気対策の方法
・その他、梅雨のカビ対策
などについて解説しています。
これから住宅の購入や建築を検討されている方は、是非こちらの記事を見て、お家づくりを進めてみてください。
ぜひ必要なポイントだけでもいいのでご覧いただけると幸いです。
きっと家づくりのお役に立てる工夫を学ぶことができると思います。
今後の家づくりの参考にされてみてください。
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この記事に関連したよくある質問
- 梅雨の時期の対策は?
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雨の日に備えて雨具を簡単に出し入れすることができ、湿度も高くならないように準備しましょう。
家の中では湿度が上がりやすいので、こまめな換気や除湿を徹底しましょう。
- 家の湿気を取るには?
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・換気の徹底:窓を開ける、換気扇を回すなどで空気を入れ替えましょう。
・除湿器やエアコン:適切な機器を使って効率よく湿気を取り除きましょう。
・こまめに掃除:ホコリや汚れが溜まるとカビやダニが発生しやすいので、清潔を保ちましょう。
- 梅雨入りのカビ対策は?
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・換気と除湿:湿度を60%以下に保つことが理想的です。
・防カビグッズの活用:押入れや浴室など、カビが繁殖しやすい場所に設置しましょう。
・こまめな掃除:特に水回りや風通しの悪い部分を定期的にチェックし、清潔に保ちましょう。
- 部屋の湿度が70%になったらどうすればいいですか?
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・すぐに換気:窓を開けて空気を循環させ、湿度を下げましょう。
・除湿器やエアコンのドライモードの使用:一時的に湿度を下げるために積極的に活用してください。
・家具の配置見直し:壁に密着している家具や閉め切ったクローゼット内は風通しが悪くなるため、少しスペースを空けましょう。