- 間取り
- 2025.8.12
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なぜ今「コの字型の家」が30代夫婦に人気?理想の暮らしを叶える魅力とは
最近中庭のある住宅でも人気を集めているのが「コの字型の家」です。「自分たちらしい、おしゃれな家にしたいけど、暮らしやすさも譲れない…」そんな想いに、コの字型の間取りがぴったりハマるのかもしれませんね。ここでは、なぜコの字型の家がこれほどまでに注目されているのか、その魅力の核心に迫っていきます。
プライバシーを守りながら光と風を取り込む開放感

コの字型の家の一番の魅力は、何と言っても「プライバシー」と「開放感」という、一見すると相反する二つの要素を両立できる点にあります。
三方が壁に囲まれているため、道路や隣の家からの視線を自然にシャットアウト。カーテンを開けっぱなしにしても気にならない、自分たちだけのプライベートな空間が手に入ります。
お子様が中庭で遊んでいても、外に飛び出す心配が少なく安心ですよね。それでいて、家の中心が空に開けているため、どの部屋にもたっぷりと光が届き、驚くほど明るく開放的なんです。都会の住宅密集地でも、空を身近に感じられる暮らし。これは、多くのお客様が「建ててよかった」とおっしゃるポイントの一つですよ。
子供が安心して遊べる家族だけのプライベートな庭

「子供が生まれたら、庭のある家でのびのび育てたい」そう考えるご夫婦は本当に多いです。でも、道路に面した庭だと、車の往来や不審者など、心配事が尽きませんよね。その点、コの字型の家の中庭は、建物が天然のフェンス代わりになる「家族だけの公園」です。
リビングやキッチンから目の届く場所で、お子様が安全に遊べるのは何よりの安心材料。夏にはビニールプールを出したり、休日の朝には家族でブランチを楽しんだり。周りの目を気にすることなく、アウトドアリビングとして暮らしの楽しみを無限に広げてくれます。
家の中にいながら、家族みんなで外の気持ちよさを満喫できる。そんな理想的な子育て環境を実現できるのが、コの字型の家の素晴らしいところです。
リビングから家族の気配を感じられる一体感のある間取り

コの字型の間取りは、中庭を介して家全体がゆるやかにつながる設計がしやすいのも特徴です。
例えば、キッチンで料理をしながら中庭で遊ぶ子供の様子を見守ったり、リビングでくつろぎながら書斎にいるパートナーに声をかけたり。それぞれの時間を過ごしていても、お互いの気配を常に感じることができます。「おかえり!」も「ただいま!」も、中庭を通して家中に響き渡る。そんな温かいコミュニケーションが自然に生まれる住まいになるんです。
家族がいつもどこかで繋がっているという安心感は、お子様の成長にとっても、ご夫婦のパートナーシップにとっても、かけがえのない財産になるのではないでしょうか。
おしゃれなだけじゃない 機能的でデザイン性の高い住まい

コの字型の家は、その独特な形状から生まれる陰影や奥行きが、非常にデザイン性の高い外観や内観を生み出します。まるで建築家が手掛けたような、おしゃれな住まいを演出しやすいんですね。SNSなどで素敵な写真を見て憧れを抱く方も多いでしょう。
しかし、その魅力は見た目だけではありません。例えば、中庭に面して大きな窓をたくさん設けることで、実際の床面積以上の広がりを感じさせたり、風の通り道を計算して自然の力で快適な室内環境を保ったりと、機能的なメリットもたくさんあります。
デザインと機能性。この二つを高次元で両立できるのが、ハウスメーカーが提案する現代のコの字型の家なんです。
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モデルハウス検索はこちら【後悔する前に】知っておきたいコの字型の間取りのメリット・デメリット
どんな間取りにも長所と短所があるように、魅力的なコの字型の家にも、知っておくべき注意点があります。「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解し、対策を考えることが何よりも大切です。ここでは、住宅コンサルタントの視点から、皆さんが特に気になるであろうメリットとデメリットを正直にお伝えしますね。これを踏まえることで、より現実的な家づくり計画が立てられるはずです。
メリット① どの部屋にも自然光が届きやすく明るい

コの字型の家の大きなメリットは、やはりその採光性の高さです。一般的な形状の家だと、どうしても家の北側や中心部に光が届きにくい部屋ができてしまいがち。日中でも照明が必要になることも少なくありません。
しかし、コの字型の家は、中庭に面して窓を設けることで、家の奥まった場所までまんべんなく自然光を届けることができます。一日を通して室内が明るいと、気分も晴れやかになりますし、照明にかかる電気代の節約にもつながります。
家づくりにおいて「明るさと風通し」を重視したいという方には、コの知恵の間取りは非常に理にかなった選択肢と言えるでしょう。
メリット② 家の中心に庭があり家族のコミュニケーションが深まる

先ほども少し触れましたが、家族のコミュニケーションが自然に深まる点は、数値では測れない大きなメリットです。家が「コの字」であることで、物理的な動線だけでなく「視線」の動線も生まれます。1階のリビングから2階の廊下が見えたり、キッチンから書斎の様子がうかがえたり。プライベートな空間は保ちつつも、完全に孤立することはありません。
「ちょっといい?」と声をかけるハードルが下がり、日々の何気ない会話が増えた、というお客様の声もよく聞きます。家族のつながりを大切にしたいと考える現代のご家庭にとって、この「ゆるやかな一体感」は、間取りを考える上で非常に価値のあるポイントだと思います。
デメリット① 建築費用が割高になる可能性がある

正直なところ、コの字型の家は、同じ延床面積のシンプルな四角い家(総二階など)と比較して、建築費用が割高になる傾向があります。
その理由は、まず壁の面積が広くなること。そして、建物の角(コーナー)部分が多くなるため、構造が複雑になり、施工の手間や必要な建材が増えるためです。もちろん、どのような仕様にするか、どのハウスメーカーに依頼するかによって費用は大きく変わりますが、一般的にはコストアップの要因になることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
ただし、予算に合わせて設計を工夫することも可能です。経験豊富なハウスメーカーの設計士に相談すれば、コストを抑えつつ理想を叶えるためのアイデアを提案してもらえますよ。
デメリット② 生活動線や家事動線が長くなりやすい

コの字型の間取りを考える上で、最も注意したいのが「動線計画」です。家の中心が抜けているため、端から端へ移動する際に、中庭をぐるりと迂回する必要が出てくる場合があります。
例えば、「洗濯機のある脱衣所」と「洗濯物を干す中庭やバルコニー」の位置関係によっては、毎日の家事の移動距離が長くなり、負担に感じてしまう可能性も。これを避けるためには、設計段階で、朝起きてから夜寝るまでの家族の動きや、炊事、洗濯、掃除といった家事の流れを具体的にシミュレーションすることが不可欠です。
回遊性のある間取りにするなど、プロの視点を取り入れることで、このデメリットは十分にカバーできます。
デメリット③ 開口部が多く断熱性が低くなる場合がある

中庭からの光をたくさん取り込むために窓(開口部)を多く設けるのがコの字型の家の魅力ですが、それは同時に、熱の出入り口が増えることも意味します。
特に、性能の低い窓ガラスやサッシを使ってしまうと、夏は暑く、冬は寒い家になってしまい、冷暖房の効率も悪くなってしまいます。せっかくの開放的な空間が、快適でなければ意味がないですよね。だからこそ、ハウスメーカー選びが重要になるんです。
現在のハウスメーカーが標準仕様で採用している窓は、断熱性・気密性に優れた高性能なものが主流です。トリプルガラスや樹脂サッシなどを適切に採用することで、大きな窓があっても一年中快適な室温を保つことができます。
デメリット④ 中庭の排水対策やメンテナンスに手間がかかる

見落としがちですが、非常に重要なのが中庭の「排水」と「メンテナンス」です。三方を建物に囲まれているため、雨水がたまりやすく、しっかりとした排水計画がないと水たまりや雨漏りの原因になりかねません。設計段階で、地面に適切な水勾配をつけ、排水溝(ドレン)をどこに設置するかをきちんと計画してくれる、信頼できるハウスメーカーに依頼することが絶対条件です。
また、落ち葉や砂埃がたまりやすいので、排水溝の定期的な掃除も必要になります。ウッドデッキを敷く場合は、その下の掃除方法も考えておくと良いでしょう。少し手間はかかりますが、計画段階で対策を立てておくことで、安心して中庭のある暮らしを楽しめます。
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直接ハウスメーカーの担当者へ相談【成功事例に学ぶ】コの字型の家で失敗しない間取り6つのポイント
さて、メリット・デメリットが分かったところで、次はいよいよ「じゃあ、どうすれば成功するの?」という具体的なお話です。私たちがこれまでサポートさせていただいたお客様の成功事例から見えてきた、コの字型の家で後悔しないための重要なポイントを6つに絞ってご紹介します。このポイントを押さえてハウスメーカーの設計士に要望を伝えれば、きっと「自分たちのための理想の間取り」に近づけるはずです。
ポイント① 中庭を配置する方角と日当たりを最大限に活かす

「どの方角に中庭を開くか」は、その家の快適さを左右する最も重要な決定事項の一つと言っても過言ではありません。一般的に人気なのは、南側に開いたコの字。一日を通して太陽の光をふんだんに取り込むことができ、冬でも暖かく明るい空間になります。
朝の光を大切にしたいなら東向き、午後の長い時間を中庭で過ごしたいなら西向きという選択肢もあります。ただし、敷地の形状や隣接する建物の状況によって最適な方角は変わります。
プロの設計士は、土地の条件を読み解き、一年を通した太陽の動きをシミュレーションした上で、その家族にとってベストな配置を提案してくれます。この点が、家づくりの成功を大きく左右するんですよ。
ポイント② リビングと中庭をつなげ空間を広く見せる工夫

リビングやダイニングを、実際よりも広く、開放的に感じさせるテクニックがあります。それは、室内の床と中庭のデッキなどの高さを揃える(フラットにする)こと。こうすることで、リビングの窓を全開にしたときに、中庭が「もう一つのリビング」として一体化し、視覚的な広がりが生まれます。床材の色味を合わせたり、窓のサッシの存在感を消すような設計にしたりすると、さらに効果的です。
お子様が裸足のままリビングからデッキへ駆け出していく…そんな光景が日常になります。この「内と外のつながり」をいかに美しく、機能的にデザインできるかが、ハウスメーカーの腕の見せ所。モデルハウスなどでぜひ体感してほしいポイントです。
ポイント③ 家事効率を上げる回遊性のある動線計画

デメリットの項目で「動線が長くなりやすい」というお話をしましたが、これを逆手にとって「家事効率を格段に上げる」ことも可能です。それが「回遊動線」を取り入れること。例えば、キッチンからパントリー(食品庫)を通って洗面・脱衣所へ抜けられ、そこからまたリビングに戻ってこられる、といった行き止まりのない間取りです。
これにより、家事の同時進行がしやすくなったり、家族が移動する際に渋滞が起きにくくなったりします。コの字型の間取りは、この回遊動線を設計しやすいという側面も持っているんです。「キッチンを中心に回遊できる間取りにしたい」といった要望を伝えるだけで、設計士は様々なアイデアを出してくれますよ。
ポイント④ 窓の大きさや配置でプライバシーと開放感を両立する

「開放感がほしいから窓は大きくしたい。でも、外からの視線は気になる…」このジレンマは、家づくりにおける永遠のテーマかもしれません。コの字型の家では、この問題に対する明確な答えがあります。それは「窓の役割を使い分ける」こと。プライバシーが確保されている中庭に面した壁には、床から天井まであるような大きな窓を大胆に採用して開放感を満喫。
一方で、道路や隣家に面した壁には、視線が入りにくい高い位置に横長の「高窓(ハイサイドライト)」や、足元に「地窓」を設ける。こうすることで、外からの視線を気にすることなく、安定した光と風を室内に取り込むことができるのです。このメリハリが、快適さと安心感を生み出します。
ポイント⑤ 家族構成の変化を見据えた将来の可変性

30代で家を建てるということは、これから長い年月、その家で暮らすということです。今は小さいお子様も、いずれは成長して自分の部屋が必要になります。家づくりの段階で、そうした将来の家族構成やライフスタイルの変化を見越しておくことが、後悔しないための重要なカギとなります。
例えば、子供部屋は最初から二つに区切るのではなく、広い一室にしておき、将来必要になった時に壁や家具で仕切れるようにしておく。このような「可変性」のある間取りは、コの字型の家でももちろん可能です。柱や壁の位置を工夫する必要があるため、構造計算に強いハウスメーカーに相談するのが安心ですね。
ポイント⑥ メンテナンス計画も設計段階で盛り込む

家は建てて終わりではなく、長く快適に住み続けるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。特にコの字型の家は、形状が複雑なぶん、屋根や外壁、そして中庭のメンテナンスについて、設計段階から考えておくことが大切です。
例えば、掃除がしにくい場所を作らない、耐久性が高く汚れにくい外壁材を選ぶ、中庭のウッドデッキは点検や掃除のために一部を取り外せるようにしておく、など。こうした細やかな配慮は、後々の維持管理コストや手間を大きく左右します。
ハウスメーカーを選ぶ際には、デザイン性だけでなく、建てた後の保証やメンテナンス体制がしっかりしているかどうかも、ぜひチェックしてください。
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モデルハウス検索はこちら設計前に解消したい専門的な疑問 耐震性・固定資産税・風水
家づくりを進めていると、間取りやデザインだけでなく、お金や安全性、さらには風水といった専門的な疑問も出てきますよね。「コの字型の家って、地震に弱くないの?」「固定資産税は高くなるって本当?」といった不安は、スッキリ解消してから設計に進みたいもの。ここでは、多くの方が疑問に思われる3つのポイントについて、プロの視点から分かりやすく解説します。
コの字型の家の耐震性は大丈夫?構造計算と補強の重要性

「コの字型の家は形が複雑だから、地震に弱いのでは?」というご心配、よく分かります。確かに、シンプルな四角い箱型の家に比べて、揺れに対して弱い部分(応力が集中する箇所)が生まれやすいのは事実です。
しかし、だからといって「コの字型の家=地震に弱い」というわけでは決してありません。現在の建築基準法では、どのような形の家であっても、厳しい基準をクリアするための「構造計算」が義務付けられています。
信頼できるハウスメーカーは、その基準をクリアするのはもちろんのこと、さらにその上の「耐震等級3(最高等級)」を取得することを標準としています。適切な構造計算に基づき、必要な場所に耐力壁を配置したり、接合部を金物でしっかり補強したりすることで、コの字型の家でも極めて高い耐震性を確保できますので、ご安心ください。
中庭は固定資産税の対象になる?税金の考え方を解説

固定資産税に関するご質問も非常に多いですね。結論から言うと、屋根がなく、三方以上が壁に囲まれていない「中庭」部分は、原則として建物の床面積には含まれず、固定資産税(家屋)の課税対象にはなりません。土地の部分として課税されます。
ただし、中庭に屋根をかけたり、サンルームのように囲ったりすると、それは「屋内」と見なされ、課税対象の床面積に含まれる場合があります。また、ウッドデッキなども、簡易的なものであれば対象外ですが、基礎と一体化した立派なものだと評価額に含まれるケースも。このあたりの判断は自治体によっても若干異なるため、詳しくは家を建てるハウスメーカーや、所在地の市町村役場に確認するのが最も確実です。
家の形が気になる方へ コの字型の家の風水的な見方

家相や風水を気にされる方もいらっしゃいますよね。風水では、家の形は四角形(矩形)が良いとされ、建物の一部が欠けている「欠け(かけ)」は運気を損なう、と言われることがあります。その考え方でいくと、コの字型の家は大きな「欠け」があると見なされるわけです。
しかし、これを過度に心配する必要はありません。風水には、こうした「欠け」を補うための様々な対策があります。例えば、欠けている部分にシンボルツリーを植えたり、照明を設置して常に明るく保ったり、その方角の持つエネルギーを補う色のアイテムを置いたり、といった方法です。風水は、あくまで心地よい住環境を作るための知恵の一つ。上手に取り入れて、ご家族だけのパワースポットのような住まいを目指すのも素敵ですね。
理想の間取りをカタチに ライフスタイル別コの字型の家アイデア集
「コの字型の家がいいな」と思っても、「じゃあ、自分たちの暮らしに合った間取りって具体的にどんなのだろう?」と、イメージが固まらない方も多いはず。家は、家族のライフスタイルに合っていてこそ、本当に「良い家」と言えます。ここでは、具体的なライフスタイル別の間取りアイデアを3つご紹介します。ぜひ、ご自身の家族の姿を重ね合わせながら見てみてください。
子育て世代向け 子供を見守りながら家事ができる間取り

小さなお子様がいるご家庭で最も重視されるのが、「子供を見守りながら家事ができるか」という点。この要望を叶えるのが、キッチンを家の中心に据えた間取りです。キッチンから、リビングで遊ぶ様子も、中庭で走り回る姿も一望できる。そんな「見守りキッチン」がプランの中心です。
さらに、リビングの隣に畳の小上がりスペースを設ければ、お昼寝や遊び場として大活躍。キッチンからも目が届きやすく安心です。中庭を挟んで、リビングと反対側に家族のプライベートな空間(寝室など)を配置すれば、来客時にも生活感を見せずに済みます。子育て中の「あったらいいな」を詰め込んだ、家族みんなが笑顔になる間取りです。
共働き夫婦向け 家事の時短を叶える効率的な動線の間取り

共働きで忙しい毎日を送るご夫婦にとって、家事の時短は最重要課題。そこでおすすめなのが、「洗う→干す→しまう」の洗濯動線を一直線にまとめた間取りです。
例えば、洗面脱衣室(洗濯機)のすぐ隣に、室内干しもできるランドリールーム兼ファミリークローゼットを配置。洗濯が終わったら、その場で干し、乾いたらそのまま家族全員の服を収納。コの字型の中庭やバルコニーに直接出られるようにすれば、外干しもスムーズです。
さらに、キッチンと洗面室を近づけて回遊動線にすれば、朝の身支度と食事の準備を同時進行で効率的にこなせます。時間に追われる毎日から解放され、夫婦の時間や自分の時間を生み出すための、戦略的な間取りと言えるでしょう。
趣味を楽しむ家族向け アウトドアリビングやDIYスペースのある間取り

「休日は家族でキャンプに行きたい」「DIYで家具を作るのが好き」そんなアクティブなご家族には、趣味を思いっきり楽しめる間取りがおすすめです。ポイントは、玄関横に設ける広めの「土間収納」。汚れたキャンプ道具やDIYの工具などを、家の中に持ち込むことなく収納できます。この土間収納が中庭に直接つながっていれば、準備や片付けも格段に楽になりますね。
中庭には広めのウッドデッキを設けて、友人を招いてBBQを楽しむ「アウトドアリビング」に。一部をDIY用の作業スペースにしても良いでしょう。家が、家族の「好き」を詰め込んだ遊びの基地になる。そんなワクワクする暮らしを実現する間取りです。
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モデルハウス検索はこちら図面だけではわからない?理想の暮らしをモデルハウスで体感しよう
ここまで、コの字型の家の様々な情報をお伝えしてきましたが、図面や写真だけでは分からないことがたくさんあります。特に、空間の広がりや光の入り方、素材の質感といった「感覚的」な部分は、実際にその場に立ってみないと実感できません。「百聞は一見に如かず」ということわざ通り、理想の家づくりへの一番の近道は、モデルハウスを訪れてみることなんです。
写真やSNSでは伝わらないリアルな広さや素材感をチェック

スマートフォンや雑誌で見る写真は、とても素敵に見えますよね。でも、実際にモデルハウスを訪れると、「写真で見るよりずっと開放感がある!」「この無垢材の床、歩くとすごく気持ちいい」といった発見がたくさんあります。天井の高さや梁の見え方、壁紙やタイルの質感、ドアノブの触り心地。そういったディテールが、住まいの心地よさを大きく左右します。
また、図面では同じ「8畳」でも、天井の高さや窓の大きさによって体感する広さは全く違うもの。ご自身の目で見て、手で触れて、五感で確かめることで、ぼんやりとしていた理想のイメージが、一気にクリアになっていきますよ。
家族の要望がまとまらない時にこそ専門家への相談が効果的

「夫は書斎がほしいと言っているけど、私は収納が多い方がいい」「どんな間取りが私たちに合っているのか、だんだん分からなくなってきた…」家づくりを進めていると、ご夫婦の間で意見が食い違ったり、情報の多さに混乱してしまったりすることは、本当によくあることです。
そんな時こそ、私たちのような住宅のプロに相談してください。お二人の話をじっくりお聞きして、バラバラに見える要望の中から共通の想いを見つけ出し、それを間取りという「カタチ」に翻訳していくのが私たちの仕事です。第三者の専門家が入ることで、客観的な視点から問題が整理され、ご夫婦ともに納得できる答えが見つかるケースは非常に多いんですよ。
予算内で理想を叶えるハウスメーカー選びのコツ

「このデザインはA社が好きだけど、性能はB社が気になる…」ハウスメーカーには、それぞれに得意なデザインや工法、価格帯があります。自分たちの理想と予算にピッタリ合う一社を見つけ出すのは、なかなか大変な作業ですよね。
ここで重要なのが、最初から一社に絞り込まず、複数のハウスメーカーを比較検討すること。そして、それぞれの会社が、自分たちのどんな要望を叶えてくれそうかを見極めることです。
「まるっと住まいの窓口」では、お客様のライフスタイルやご予算を丁寧にお聞きした上で、最適なハウスメーカーを複数ご紹介し、比較検討のお手伝いをしています。家づくりの頼れるパートナー探しも、私たちにお任せください。
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直接ハウスメーカーの担当者へ相談まとめ
今回は、人気の「コの字型の家」について、その魅力から注意点、具体的な間取りのポイントまで詳しく解説してきました。プライバシーを守りながら、光と風にあふれた開放的な暮らしを実現できるコの字型の家は、多くの可能性を秘めた素晴らしい選択肢です。
しかし、動線やコスト、メンテナンスといったデメリットがあるのも事実。だからこそ、その対策を熟知し、ご家族一組一組のライフスタイルに合わせた最適な「答え」を導き出してくれる、信頼できるハウスメーカーというパートナーの存在が不可欠になります。
この記事が、皆さんの理想の家づくりへの第一歩となり、具体的なイメージを膨らませるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。家づくりは、一生に一度の大きなプロジェクトです。ぜひ楽しみながら、後悔のない選択をしてくださいね。
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直接ハウスメーカーの担当者へ相談この記事に関連したよくある質問
- コの字型の家を建てるには最低何坪くらいの土地が必要ですか?
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土地の形状や、どのような間取りにしたいかによって大きく変わりますが、一般的には40坪以上の土地があると、駐車スペースや庭の広さにもゆとりを持たせた、快適なコの字型の家を計画しやすいでしょう。もちろん、設計の工夫次第で30坪台の土地でも実現は可能です。まずは、土地探しの段階からハウスメーカーに相談し、「この土地ならどんな家が建てられるか」を一緒に検討してもらうのがおすすめです。
- 平屋と2階建てではどちらがおすすめですか?
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どちらにも魅力があります。平屋は、階段の上り下りがなく生活動線がコンパクトになるため、将来にわたって暮らしやすいのが最大のメリットです。一方、2階建ては、同じ床面積なら平屋より小さな土地で建てられ、プライベート空間とパブリックスペースを階で分けやすいのが特徴です。ご家族のライフプランや土地の広さ、予算などを総合的に考えて、どちらがご自身に合っているかを選ぶのが良いでしょう。
- 防犯面で気をつけるべきことは何ですか?
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中庭はプライベートな空間ですが、2階のバルコニーなどから侵入される可能性も考えておく必要があります。対策としては、人が立てる場所がないかチェックする、足場になりそうなものを置かない、防犯ガラスやセンサーライトを採用する、といったことが有効です。最近のハウスメーカーは防犯対策にも力を入れていますので、設計段階で「防犯面で有効な窓の配置は?」など、具体的に相談してみてください。
- 中庭の植栽や手入れで後悔しないためのポイントはありますか?
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まず、成長しすぎないシンボルツリーを選ぶこと、そして落ち葉が少ない常緑樹を選ぶと、手入れの手間がぐっと減ります。また、自動で水やりをしてくれる「自動潅水(かんすい)システム」を導入するのもおすすめです。詳しくは「デメリット④ 中庭の排水対策やメンテナンスに手間がかかる」も参考になりますが、見た目だけでなく、維持管理のしやすさも考えて植栽計画を立てることが後悔しないコツです。
- 中庭にウッドデッキを設置する場合の注意点は何ですか?
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ウッドデッキは非常に魅力的ですが、素材選びが重要です。天然木は風合いが良いですが、定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。一方、樹脂製の人工木デッキはメンテナンスフリーで腐食にも強いですが、夏場に表面が高温になりやすいという特性があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身のライフスタイルに合った素材を選びましょう。また、デッキ下の掃除方法も設計段階で確認しておくことをお忘れなく。
- 都市部など隣家が近い場合に気をつけるべきことはありますか?
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都市部では、特に「プライバシー」と「採光」が重要になります。隣家の窓の位置を把握し、視線が合わないように窓の配置や種類を工夫することが大切です。例えば、高い位置にある高窓や地窓を効果的に使う方法があります。このあたりは「ポイント④ 窓の大きさや配置でプライバシーと開放感を両立する」でも詳しく解説しています。プロの設計士は周辺環境を読み解くプロですから、安心してお任せください。