- ハウスメーカー
- 2025.10.14
失敗しないために！スマートハウスのハウスメーカー選びで押さえるべき7つの比較ポイント
ではここから本題に入りましょう。
スマートハウスの落とし穴とも言える、スマートハウスを建てるうえで、知らないと損をするポイント。押さえておくべきポイントについて解説します。何を選び何を参考にするべきなのか。についてしっかりと見ていきましょう。
【ポイント1】将来も安心できる住宅性能（耐震・断熱・ZEH・IoT対応）
スマートハウスを建てる際に失敗しがちなのが、最新のスマートハウス設備やシステム選びに注力してしまい、そもそもの住宅性能をおろそかにしてしまうケースです。
御存知の通り、住宅には耐震性能や気密断熱性能など、住宅そのものの性能の優劣があります。
耐震性・気密性・断熱性・省エネ性など、各エリアや地域の基準をしっかりとクリアしているか。十分な性能を備えているかを確認しましょう。
また、ネットゼロエネルギーハウス（通称ZEHゼッチ）を目指す場合には、各性能項目をしっかりと満たしているのか。しっかりと対応できているのかを確認しましょう。
そして、導入する設備やシステムが将来の技術進歩に対応できるか、メンテナンス性も考慮しておきましょう。
【ポイント2】理想の暮らしを形にするデザインと設計の自由度
スマートハウスと聞くと、住宅の性能や住宅内部のシステムを思い浮かべる方も多いと思います。それは決して間違いではなく、スマートハウスはより良い暮らしのための住宅性能や快適な住環境を整える上で必要なものです。
ただ、その分見落としてしまいがちになるのが、住宅のデザインや設計の自由度になります。住宅の性能のことばかりに気を取られ、外観に費用が使えなくなってしまった。自由な間取りにしたかったのに設計の自由度が限られてしまった。という失敗のケースもあります。
長年寄り添い暮らしていくマイホームですので、しっかりと理想のイメージに合う外観・内観デザインを提供してくれるのかも、住宅展示場やモデルハウスで確認しましょう。
またその際には、間取りの自由度や設計の自由度、柔軟な対応が可能かどうかもチェックしておきましょう。
【ポイント3】初期費用と維持費をトータルで考え、ランニングコストも考慮
スマートハウスを建てる際に注意したいのが、「必要な費用」に関してです。
スマートハウスにおける「省エネ」を達成するためには、
相応の設備を備えた「エコ住宅」の機能に加えて、利用するエネルギー量のマネジメントまで行う「HEMS」や「IOT」の導入が必要になります。
より性能の高いスマートハウスにする場合、各項目にかかる費用も細分化され、何にどのくらい費用がかかったのか、分かりづらくなる場合があります。そのため初期費用や維持費など、しっかりとした明細見積もりを確認しましょう。
新築や注文住宅でゼロから家を建てられる場合は、ハウスメーカーや工務店によってプランや工費なども変わりますが、初めから初期費用やメンテナンス費用をシュミレートしたお見積りになるので、そこまで建築の全体費用が高騰するものでもありません。もちろんエコキュートなどの蓄電池や、お部屋や住まい全体をIOT・スマートホーム化するとなると別途費用はかかりますが、一般的に坪単価でいうと65〜75万と言われています。
また、現在はスマートハウスに関して自治体から補助金がもらえる地域が多数あります。他にも「すまい給付金」やその他補助金をもらうことができます。各自治体によって補助金の金額などは違いますので、家を建てる地域の自治体に確認してみてください。
また同時に、導入する設備やシステムの維持費、毎月の光熱費など、ランニングコストも一緒に考慮しましょう。
【ポイント4】建てた後も安心が続くアフターサービスと保証内容
スマートハウスを建てる場合、これまで解説してきたように、HEMSと言われる省エネを目指すための管理システムやインターネット対応のIot機器などを導入する必要があります。各電子機器はとても精密で、また定期的なアップデートが必要なものもあります。
そのため、建てた後も安心できるような「アフターサービス」や保証内容もしっかりと確認しておきましょう。
建てた後のメンテナンスで追加費用が発生したり、急な故障や修理に対応してもらえなかったり、など、メンテナンスやアフターサービスのトラブルを耳にすることもあります。
「アフターサービスや保証は当たり前でしょう？」と思い込むのは禁物です。しっかりとアフターサービスや保証内容についても理解した上で検討しましょう。
【ポイント5】信頼できるパートナー？営業担当者の相性と提案力
これはスマートハウスに限ったことではありませんが、特にスマートハウスの新築を建てる場合は、ハウスメーカーや施工会社の担当者、関わるスタッフの方の対応や相性も配慮することをおすすめします。
というのも、スマートハウスは、先程からお話しているように、導入する設備や機器などが多く発生します。そしてその設備が、すべて一つのメーカーで、なにか起きたときに窓口が一つであればいいのですが、相談窓口が設備や機器によって異なるケースが多々あります。そのような場合にでも、しっかりと対応してくれるのか？
もしも、修理やアップデートが必要な場合に、迅速に対応してもらえるのか？
など、選ぶ会社の担当者やスタッフにも配慮して、スマートハウスの会社選びを進めましょう。
【ポイント6】家の品質を左右する工法・構造と施工品質
ポイント１で解説したものと少し被りますが、スマートハウスの住まいを建築する上で、見落としがちになるのが、「住宅の品質」になります。
太陽光発電や蓄電池、HEMSなどの管理システムやIot設備など、住宅の品質以外に考える項目が多くなるので、どうしても工法や構造、施工品質など、忙しければ忙しい方ほど、時間をかけれない。といった話を聞きます。
ですが、耐震性能や断熱性能といった住宅の性能同様、住宅の工法や構造などの品質にも是非目を向けましょう。
住んだ後では遅すぎます。
選ぶハウスメーカーや施工会社が、どのような工法を用いており、地震や台風などの災害に強い構造なのか。定期的に点検やメンテナンスをしてくれるような施工品質にもこだわった会社なのか。など信頼をおける会社を選びましょう。
【ポイント7】客観的な視点で判断する第三者評価とリアルな口コミ
スマートハウスを手掛けるハウスメーカー選びにおいて重要視したいのが、「口コミ」や実際にスマートハウスに住まれている方の「評価」になります。
もちろん、スマートハウス以外の新築一戸建てや注文住宅においても重要ですが、スマートハウスではより暮らしやすさや住み心地に差が現れます。
毎月の光熱費、室内の温度調整、夏と冬での暮らしやすさ、など一年を通した住み心地や住環境は、スマートハウスにおいてとても重要な要素になります。
是非、口コミだけでなく実際に住まれている方や建てた方の感想も聞いてみましょう。
また、スマートハウスの住宅展示場やモデルハウスを体感することもおすすめです。実際に足を運び、体験してみることで、必要な設備や機器を判断することにもつながります。
是非、複数のスマートハウスモデルハウスを体感して、比較検討しましょう。
契約前に知っておきたい！スマートハウス特有の注意点
つづいては、メリットだけでなく、契約・導入前に知っておきたいスマートハウスの注意点についても見ていきましょう。
最新設備の導入による高額な初期費用
通常の新築一戸建てよりも、太陽光発電のパネル設置費用・パワーコンディショナー・架台・設置工事・申請などで 100〜200万円以上余計に費用がかかることもあります。
補助金や売電による回収には 10年以上かかるケースもあり、短期的な回収は難しいのもデメリットになります。
また、メーカーやハウスメーカーによっては「オプション費用」というのもありますので、しっかりとお見積りや明細を確認するようにしましょう。
見落としがちな定期メンテナンスと修理費用
そしてついつい見落としてしまうこととして、導入した後の「メンテナンス」が挙げられます。太陽光パネル自体は比較的長寿命（20～30年）ですが、パワーコンディショナーは10～15年程度で交換が必要と言われています。また交換費用も約20万円〜と有料の交換になることが多いため、将来のメンテナンス費用も考慮する必要があります。
また、定期点検や定期メンテナンスが有料となる場合もありますので、導入時にしっかりと確認をしておきましょう。
ライフスタイルに影響する電気代の変動要因
スマートハウスの注意点として知っておきたいのが。電気代に直結する、太陽光発電の「発電量」になります。晴天時と曇天・雨天時では発電量に大きな差があります。また、冬季や梅雨の時期は発電量が大きく落ちることもあり、天候や季節において発電量が不安定になるということに注意しておきましょう。
また、地域差も大きく、日照時間の少ない地域では効果にばらつきもあるので注意しましょう。
まとめ
さて今回の記事では、スマートハウスのハウスメーカー選び方についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか？
「失敗しないための７つのポイント」
「スマートハウス特有の注意点」
などについて、解説してまいりました。
これから住宅の購入や建築を検討されている方は、是非こちらの記事を見て、お家づくりを進めてみてください。
きっと家づくりのお役に立てる工夫を学ぶことができると思います。
今後の家づくりの参考にされてみてください。
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この記事に関連したよくある質問
- ハウスメーカー選びで絶対に譲れない基準は何ですか？
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ハウスメーカー選びで絶対に譲れない基準は、「耐震性」「断熱性・気密性」などの住宅性能を最優先としつつ、「予算」と「間取り」「デザイン」の優先順位を家族で明確にすることです。現在の暮らしの不満点を洗い出し、将来の家族構成やライフスタイルを考慮して、妥協できる点と譲れない点を具体的に決めることが重要です。
- 契約前に営業担当者へ必ず確認しておくべき質問はありますか？
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契約前に営業担当者へ確認すべき主な質問は、追加費用や予算、契約後のスケジュール、アフターサービスの内容などです。これらの質問は、契約内容の不明確さや後々のトラブルを防ぐために重要です。
- 最終的に一社に絞り込む際の「決め手」には何がありますか？
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住宅会社を1社に絞り込む決め手は、信頼できる担当者との相性、予算とプランの妥当性、希望通りの住宅性能とデザインの実現性、担当者による手厚いアフターサービスと保証内容、そしてモデルハウスや完成見学会で感じた雰囲気の良さなどが挙げられます。これらを総合的に比較し、家族の価値観や優先順位に最も合う会社を選ぶことが重要です。
- こういう会社は要注意！避けるべきハウスメーカーの特徴を教えてください。
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避けるべきハウスメーカーは、契約を急かす、担当者が頻繁に変わる、極端な値引きを提案する、基本性能が不明確、連絡が遅い、他社の悪評ばかり言う、身内や友人からの紹介のみで決めているなどの特徴があります。これらの兆候がある場合は慎重に判断し、複数の会社とじっくり比較検討することが重要です。
- ZEHやIoT住宅に特に強いハウスメーカーはどのように探せば良いですか？
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ZEHやIoT住宅に強いハウスメーカーを探すには、公式サイトでZEHの「普及率（実績）」を確認し、得意な「断熱・省エネ・創エネ」技術を比較します。また、アフターメンテナンスや補助金申請サポート体制も確認することが重要です。
- 複数のハウスメーカーから相見積もりを取る際のコツや注意点はありますか？
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複数のハウスメーカーから相見積もりを取る際は、間取りや設備などの条件を統一し、3社程度に依頼するのがおすすめです。また、相見積もりであることを伝え、見積書の詳細な内訳を必ず確認することで、公平な比較と後々のトラブル防止につながります。
