知って得するキッチンのレイアウト! 上手なキッチン間取りもご紹介!

L型キッチン

専門家

本ページでは以下のことがわかります。

今回の記事では、「住宅のキッチン」についてご紹介してまいります。新築一戸建てや注文住宅を建てる上で、キッチンにはどのような種類があり、どんな役割をもったキッチンがあるのか。キッチンを選択する上での工夫やポイントなど、今回はキッチンについて特集をしたいと思います。思わず料理がしたくなるキッチン。思わずお手伝いをしたくなるキッチン。ホームパーティがしたくなるキッチン。など、様々なキッチンをご紹介します。こちらの動画を見て、ぜひ参考にされてみてください。

記事の概要はこちらの動画でも確認できます

  • 住宅設備
  • 2025.6.19

新築住宅のキッチンの基本種類

新築住宅のキッチンには、大きく分けて3つのタイプがあります。ライフスタイルや家族構成、部屋の広さなどによって合う・合わないがあるため、それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。

壁付キッチン(クローズドキッチン)

壁付キッチン(クローズドキッチン)

壁に向けて設置するオーソドックスなスタイルになります。スペースを有効活用でき、リビングとの区切りがはっきりするのが魅力です。

また、クローズドキッチン、対面ではないキッチンとは、リビングやダイニングに面していないキッチンになります。

壁に面している壁付けキッチンとリビングから離れた場所に設置する独立キッチンがあり、どちらも調理に専念できる環境を整えられます。

家族やゲストとコミュニケーションを取りたい方には不向きですが、調理に集中したい方にはぴったりのキッチンです。

対面式キッチン(オープンキッチン)

対面式キッチン(オープンキッチン)

対面式キッチンは主に、リビング・ダイニングに向けて設置することが多く、人気の高いレイアウトになります。対面キッチンは、リビングやダイニングに対面するような間取りにするのが一般的です。

対面式になっているため、家族とのコミュニケーションが取りやすく、開放感も抜群です。

リビングとの距離が近いため、家族やゲストとコミュニケーションを取りやすく、リビングにあるテレビを見ながら調理もできます。

対面キッチンには、リビングと仕切りがないオープンキッチン、一部が仕切られているセミオープンキッチンの2種類があります。

独立型キッチン

独立型キッチン

キッチン自体を独立した空間として設計するスタイルになります。アイランドキッチンと呼ぶこともあります。プライベート感が保たれ、調理に集中しやすいのがメリットです。

オープンキッチンの中でも、とくに洗練されたデザインのアイランドキッチンは、壁に接しない独立したキッチンです。料理をしていても、顔をあげるとリビングを見渡せるアイランドキッチンは、料理をしながらリビングにいるご家族とお話しすることができます。

それに加えて一緒に並んで料理する際にも、視界を遮る壁が無いため窮屈な感覚はありません。ご家族で楽しく料理をすることができます。とくにアイランドキッチンのシロッコファンは、見た目も機能も優れたものが多く、機能性も抜群です。

一方で、調理中のシンクや、作業スペースの汚れが気になるというデメリットもあります。

キッチンの形状・レイアウト

キッチンのレイアウトに加えて、「どんな形状を選ぶか」も使い勝手を左右します。代表的な形状をチェックしてみましょう。

I型キッチン

I型キッチン

I型キッチンは、一列にシンク・コンロ・作業スペースが並ぶ最もシンプルな形状になります。賃貸マンションなどに多く用いられ、スペースを省きたい場合や無駄のない空間に設置できるのが特徴です。

動線が一直線になるため、複数人で調理を行いたい場合には少し窮屈ですが、そうでない場合はコンパクトな動きで調理作業に取り組めます。

オープンキッチンの場合は視界が良く、リビングやダイニングの様子を確認しやすいため、家族やゲストとコミュニケーションを取りたい方にぴったりです。

手元を隠したい時は、腰壁をつくりセミオープンキッチンにすると良いでしょう。

L型キッチン

L型キッチン

L型キッチンは、シンクとコンロを直角に配置し、Lの形をしたレイアウトで、作業スペースを広く確保できる形状になります。作業動線が短く、複数人で作業しやすい点が魅力です。

食材の加熱や洗い物などを別々のスペースで行えるため、複数人でも快適に作業できます。

ひとりで調理する場合も、三角形の動線で効率よく調理できるのがメリットです。

ただし、シンクとコンロの間にあるコーナー部分は、使い方に工夫が必要です。うまく使えないとデッドスペースになるため、加熱前の食材を置いたり、収納をアレンジするなどして有効に活用しましょう。

U型キッチン

U型キッチン

U型のキッチンは、コの字型とも似ており、U型キッチンのことをコの字型キッチンと呼ぶこともあります。コの字型キッチンはカウンター、壁付け、対面の3面で設計されています。左右と正面の三方をキッチンカウンターが囲む形状になります。調理や配膳を効率的にこなせるメリットがあります。

一般的に、シンクやコンロ、カウンターがそれぞれ分かれているため、複数人でも分担して作業を進められます。

調理や収納に使えるスペースが多い分、設置するためのスペースを広く確保しなければいけません。また、L型キッチンよりもコーナーが多く、有効活用するためには工夫が必要です。

一方でU型キッチンは、シンクやコンロを自由に配置できるのが特徴といえます。

また、その他のキッチンと比べ、U型キッチンは作業スペースが広いのが一般的です。 さらに面積が大きい分、収納スペースも多く、その他のキッチンよりも大きな作りとなっています。

そのため、U型キッチンは食器や食材のストックをしまう場所が足りない、といった悩みを解決できます。

アイランドキッチン

アイランドキッチン

アイランドキッチンは、島=アイランドのように壁から離れた場所に設置されたキッチンです。

キッチンが島(アイランド)のように独立して配置されるスタイルなのでそのように呼ばれており、独立型キッチンとも呼びます。おしゃれな見た目と、リビングとの一体感が魅力になります。

視界を遮る壁が一切なく、開放的な雰囲気があり、空間を広く見せることもできます。

リビングやダイニングとの距離も近く、料理中にコミュニケーションを楽しめるのが魅力です。

また、キッチンの左右から出入りでき、立ち位置も確保しやすいため、複数人での調理にも向いています。

一方で、壁から離れているため、壁面収納は設置できません。収納スペースが限られるため、キッチン用品の収納には工夫が必要です。

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンの「ペニンシュラ」には「半島」という意味があり、半島のようにキッチンの左右いずれかが壁と接しています。

アイランドキッチンの開放感を維持しつつ、壁を利用して省スペース化できます。

オープンタイプであれば開放感を演出しやすく、バーカウンターのようにスタイリッシュな空間にすることも可能です。セミオープンタイプの場合は、リビングやダイニングへの視界を確保しつつ、手元を隠して料理に集中できます。

アイランドキッチンのように左右から出入りできないため、回遊性や動きやすさは少々低めです。リビングやダイニングのスタイルに合わせて、ペニンシュラキッチンかアイランドキッチンを選ぶと良いでしょう。

まとめ

さて今回の動画では「住宅のキッチン」についてご紹介してまいりました。新築のキッチンをつくる際には、キッチンの種類、役割をしっかりと検討する必要があります。

・キッチンの種類

クローズドキッチン、オープンキッチン、独立型キッチン

・キッチンの形状、役割

I型、L型、U型、アイランドキッチン、ペニンシュラキッチン

などについて解説してまいりました。

これから住宅の購入や建築を検討されている方は、是非こちらの記事を見て、お家づくりを進めてみてください。

きっと家づくりのお役に立てる工夫を学ぶことができると思います。

今後の家づくりの参考にされてみてください。

***

まるっと住まいの窓口 では 

理想の家を実現するために、

オンライン住宅相談で住宅のプロに中立の立場で直接相談ができます!

また、埼玉、茨城、群馬、栃木エリアで

モデルハウスを100軒以上、家の専門家を100人以上ご紹介しています!

ぜひご活用ください。

この記事に関連したよくある質問

システムキッチンで1番人気なのは?

見るサイトやデータによっても異なりますが、クリナップの「ステディア」は非常に人気の高いシステムキッチンです。クリナップはキッチンを専門にしたキッチンメーカーで、ステンレスを採用したキッチンは、耐久性と頑丈性に定評があり、長く使い続けることができます。LIXIL(リクシル)の「シエラ」や「リシェルSI」も同様に人気が高いです。リクシルのキッチンは、収納アイデアが豊富に取り入れられています。 特にテコの原理を活用した斜めに傾く扉が使いやすいということで人気です。 そのため、調理器具や食器が多い方にも人気が高いです。

キッチンのシェア1位はどこか?

システムキッチンのシェアでは、クリアップやLIXIL(リクシル)がトップシェアを誇っています。
その他人気シェアのメーカーは タカラスタンダード、TOTO、パナソニックなどがあります。また最近では、北欧やドイツのキッチンメーカーから輸入家具として設置する家族も増えています。

リシェルSiが人気の理由は?

値段・意匠性・利便性の全てにおいて評判が高いです。
リシェルSiは比較的高価帯のキッチンになりますが、リシェルシリーズは、何度もモデルチェンジをしながら販売され続けている、上質なキッチンです。
熱や汚れなどに強く美しいセラミック素材のワークトップ(天板)が印象的です。
鍋やボウルなどをしまえる「らくパッと収納」は、斜めに扉が開くため中が見やすく、調理中の動線に沿って出し入れしやすいメリットがあります。

中級レベルのキッチンのランキングは?

中価格帯のキッチンのランキングでは、ステディア (クリナップ)、ラクシーナ (パナソニック)、アレスタ/ノクト (LIXIL)、ザ・クラッソ (TOTO)、などがあります。

関連記事

関連記事はありません。

Close