平屋の収納アイデア10選、足りない不安を間取りで解消

壁面収納のある平屋のリビングで、親子がおもちゃをかごに片付けている。

専門家

本ページでは以下のことがわかります。

平屋の収納は、屋根裏や床下などの上下の空間と、玄関やキッチンなど動線上の収納を組み合わせれば、面積を大きく増やさずに確保できます。新築時にしか作れない収納から検討しましょう。

  • 平屋で収納が不足しやすい理由と、補うための考え方が分かる
  • 10の収納アイデアを、量・使いやすさ・費用の一覧表で比べられる
  • 自分の家に合う収納を選ぶコツと、収納の量の決め方が分かる
  • 小屋裏収納やロフトを床面積に含めない条件の例が分かる
  • 子育て・共働き・老後など、目的別のおすすめの組み合わせが分かる
  • 新築時にしか作れない収納と、後から足せる収納の違いが分かる

  • 間取り
  • 2026.10.19

Contents

平屋の収納は、「上下の空間」と「動線上の収納」を組み合わせて確保する

玄関の靴収納からリビングとキッチンへつながる、平屋の生活動線。

平屋は2階がない分、収納が足りなくなるのではと不安に感じる人は少なくありません。

けれども、屋根裏や床下などの上下の空間と、暮らしの動線上に置く収納を組み合わせれば、面積を大きく増やさなくても収納は確保できます。

まずは、平屋で収納が不足しやすい理由と、この記事で一覧できるアイデアの範囲を確かめてください。

平屋で収納が不足しやすい理由と、「やめたほうがいい」と言われる背景

2階建ての階段下収納と、別の場所に収納を確保した平屋の断面図。平屋は収納を先に計画する。

平屋で収納が不足しやすいのは、2階建てにある階段下や2階の納戸といった収納の場所が、そもそも存在しないためです。

同じ延床面積でも、すべての部屋とその収納を1つの階に収める必要があり、収納に回せる面積が限られやすくなります。

「平屋はやめたほうがいい」と言われる理由の一つに、この収納不足が挙げられるのもそのためでしょう。

ただし、収納の悩みは間取りの工夫で補えるものです。

屋根の下の空間や床下、動線上の収納を早い段階から計画に入れれば、平屋でもすっきり暮らせます。

面積を増やさずに収納を確保する考え方

平屋の屋根裏・床下の余白とキッチンそばの収納を示す断面図。上下の空間と使う場所の近くを活用する。

面積を増やさずに収納を確保するには、2つの方向から考えると整理しやすくなります。

1つ目は、屋根裏や床下、壁の高い位置など、暮らしの空間の上下にある余白を収納に使う方法です。

2つ目は、玄関やキッチン、洗面室など、物を使う場所のすぐそばに収納を置き、動線の中で片付けを完結させる方法でしょう。

この2つを組み合わせると、大きな納戸を1つつくるよりも、使いやすく無駄の少ない収納になります。

物を出し入れする場所が近くなることで、片付けの手間も減らせます。

次の章では、この2つの方向に沿って10の収納アイデアを一覧で紹介します。

この記事で一覧できる収納アイデアの範囲

平屋の模型と間取り図を囲んで収納を相談する夫婦。収納は組み合わせ、量・使いやすさ・費用で比較する。

この記事では、新築で平屋を建てるときに取り入れやすい10の収納アイデアを一覧で紹介します。

上下の空間を生かす5つと、動線上や屋外に置く5つに分け、それぞれの特徴と注意点を同じ観点で整理しました。

収納の量や使いやすさ、費用への影響を表で比べられるので、気になるものから読み進めてください。

後半では、子育て世帯や共働き世帯など、目的別のおすすめの組み合わせも紹介しています。

なお、建築上の扱いや費用は、会社や地域、建物の条件によって異なります。

具体的な計画は、住宅会社に確かめながら進めることが大切です。

住宅アドバイザーのコメント

相談者

質問

平屋を建てた方から、収納で後悔したという声はどんなものが多いですか?

平屋の収納で後悔しやすい点について、まるっと住まいの窓口の住宅アドバイザーが解説します。

住宅アドバイザー

住宅アドバイザー

「平屋を建てた方の収納に関する後悔で、特に目立つのは、『そもそもの収納スペースが足りない』『季節用品の置き場がない』『収納はあるのに使いにくい』という3つです。

平屋は生活動線がシンプルな反面、2階建てのような階段下収納などがないため、収納計画が重要になります。」

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平屋の収納アイデア10選を、一覧で比較

収納の引き出し模型と木材の見本を見ながら、収納設備を比較する夫婦と担当者。

ここでは、10の収納アイデアを一覧表にまとめます。

収納できる量や出し入れのしやすさ、費用への影響を並べると、自分たちの暮らしに合うものが見つけやすくなります。

まずは全体を見渡してから、気になるアイデアの詳細に進んでください。

収納できる量・使いやすさ・費用の一覧表

収納選びの比較軸を、収納量・出し入れのしやすさ・費用への影響の3つに整理した図。
アイデア向いている物収納量出し入れのしやすさ費用への影響
1 小屋裏収納季節物・思い出の品大低い(はしごや階段)中
2 ロフト季節物・趣味の道具中低〜中中
3 床下収納食品の備蓄・日用品の予備小中(かがむ動作)小
4 小上がりの畳下収納おもちゃ・寝具・日用品中中中
5 壁面収納本・日用品・飾る物中〜大高い中
6 土間収納靴・ベビーカー・外遊びの道具中〜大高い中
7 ファミリークローゼット家族の衣類大高い中
8 パントリー食品・調理家電中高い小〜中
9 ランドリー収納洗剤・タオル・下着小〜中高い小
10 屋外収納庭の道具・タイヤ・アウトドア用品中〜大中小〜中

一覧表は、10のアイデアを向いている物、収納量、出し入れのしやすさ、費用への影響の4つの観点で比べたものです。

収納量が大きいのは小屋裏収納やファミリークローゼット、出し入れのしやすさで優れるのは動線上に置く収納だと分かります。

費用への影響は、新たに床や壁をつくるかどうかで変わるため、あくまで比べるための目安として見てください。

実際の金額は、広さや仕様、会社によって大きく異なります。

表で気になったアイデアに印を付けてから、後半の詳しい解説を読むと効率的でしょう。

上下の空間を生かす収納と、動線上の収納の違い

季節物は上下の余白、毎日使う物は動線上へ置き分ける収納の考え方。

10のアイデアは、上下の空間を生かす収納と、動線上の収納の2つに分けられます。

上下の空間を生かす収納は、屋根裏や床下などの余白を使うため、居室の面積を減らさずに大きな収納量を確保しやすいのが特徴です。

その反面、はしごを上ったりかがんだりする必要があり、毎日使う物の置き場には向きません。

動線上の収納は、使う場所のすぐそばにあるため出し入れが楽ですが、その分の床面積が必要になります。

使う頻度が低い物は上下の空間に、毎日使う物は動線上に、と役割を分けて組み合わせるのが基本です。

新築時にしか作りにくい収納と、後から足せる収納

小屋裏・床下収納は新築時に計画し、棚・物置は後から追加するという収納計画の順序。

収納アイデアの中には、新築時でないと作りにくいものと、住み始めてから足せるものがあります。

小屋裏収納やロフト、床下収納、小上がり、土間収納などは、建物の構造や床の高さに関わるため、設計の段階で計画しておく必要があります。

後から作ろうとすると、大がかりな工事と費用がかかることが多いでしょう。

一方、壁面の棚や洗面室の棚、屋外の物置などは、住み始めてから暮らしに合わせて足すこともできます。

優先順位を付けるときは、「後から足せないもの」を先に決めるのがコツです。

迷ったら、新築時にしか作れない収納から検討を始めてください。

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一覧の見方、自分の家に合う収納を選ぶコツ

衣類や季節用品をかごに分け、自宅に必要な収納量を整理する夫婦。

一覧表を見ても、どれを選べばよいか迷う人は多いはずです。

ここでは、自分の家に合う収納を選ぶための4つのコツを紹介します。

しまう物と使う場所、出し入れの頻度、造り付けかどうか、収納の量という順に考えると、選ぶ基準がはっきりします。

しまう物と使う場所から逆算する

キッチン横のパントリーに食品を戻す女性。しまう物と使う場所から収納を決める。

収納を選ぶときは、まず「何をしまうか」と「どこで使うか」を書き出してみてください。

靴やベビーカーは玄関、食品の買い置きはキッチン、家族の衣類は洗面室の近くというように、物ごとに使う場所が決まっています。

その場所のすぐそばに収納を置けば、取り出してからしまうまでの移動が短くなるでしょう。

反対に、使う場所から遠い収納は、出しっぱなしの原因になりがちです。

今の住まいで散らかりやすい場所を思い出すと、どこに収納が必要かが見えてきます。

収納の場所は、使う場所から逆算して決めるのが基本です。

出し入れの頻度と、将来の体力も考える

手が届く高さの棚にタオルをしまう女性。毎日使う物は将来の出し入れも考えて配置する。

次に考えたいのが、出し入れの頻度です。

毎日使う物は腰から目の高さに、季節に一度しか使わない物は小屋裏や床下にと、頻度に合わせて置き場所を決めると無理がありません。

あわせて、将来の体力の変化も考えておきましょう。

若いうちは苦にならないはしごの上り下りや、深くかがむ動作も、年齢を重ねると負担になることがあります。

平屋は老後も暮らしやすい住まいとして選ばれることが多いため、高い所や低い所に頼りすぎない収納計画が安心です。

重い物ほど、手の届きやすい高さに置けるようにしておきましょう。

置き家具より、造り付けの収納を優先する

壁一面の造り付け収納があるリビングで読書する親子。置き家具は足りない分だけ補う。

家具を買わずに片付けたいなら、新築時に造り付けの収納を計画するのが近道です。

置き家具は、壁との間や天井までのすき間ができやすく、部屋に対して収納量が中途半端になりがちです。

造り付けの収納なら、壁の幅や天井の高さに合わせて無駄なくつくれるため、同じ面積でも多くの物をしまえるでしょう。

家具が倒れるおそれが少なく、部屋の見た目もすっきりします。

ただし、造り付けの収納は後から位置を変えにくいため、しまう物と使う場所をよく考えてから決めることが大切です。

置き家具は、暮らしが落ち着いてから足りない分だけ足すと無駄がありません。

収納の量は、延床面積とのバランスで決める

平屋の壁面収納を見ながら間取りを相談する夫婦。持ち物の量から、収納と居室の広さを両立させる。

収納の量は、多ければ多いほど良いというものではありません。

収納に床面積を割きすぎると、その分リビングや個室が狭くなり、建築費も上がります。

今の住まいの持ち物の量を把握し、新居でどれくらい増えそうかを見込んだうえで、必要な量を決めることが大切です。

床面積を増やしたくない場合は、小屋裏や床下など上下の空間を活用して収納を補う方法もあるでしょう。

住宅会社には、今の住まいの収納の量と、新居で増やしたい量を具体的に伝えてください。

持ち物を減らせるかどうかも、新居の計画とあわせて考えておくと無理がありません。

住宅アドバイザーのコメント

相談者

質問

平屋の延床面積に対して、収納はどれくらいの割合を目安にすることが多いですか?

収納量と居室の広さのバランスについて、住宅アドバイザーに聞きました。

住宅アドバイザー

住宅アドバイザー

「平屋では延床面積に対する収納面積、いわゆる『収納率』で10〜15%程度をひとつの目安にすることが多いです。

特に平屋は2階建てと違って階段下などの“余白収納”をつくりにくいため、設計初期から収納を確保しておくことが重要です。また”計画収納”といって、収納を設計する。造作収納。をおすすめします。」

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上下の空間を生かす平屋の収納アイデア

勾配天井と壁面収納、小上がりの畳下収納を組み合わせた平屋のリビング。

ここからは、10のアイデアを詳しく紹介します。

まずは、屋根裏や床下、壁の高い位置など、上下の空間を生かす5つの収納アイデアです。

居室の面積を減らさずに収納量を増やしたい人は、ここから検討してください。

【アイデア1】 小屋裏収納、屋根裏の空間を季節物の置き場にする

低い勾配天井の小屋裏に衣装ケースや布団、季節用品を保管した例。高さ・面積の基準は地域で確認する。

屋根の下の空間を使うのが、小屋裏収納です。

季節ごとに出し入れする物の置き場として、大きな収納量を確保できます。

取手市の取扱いでは、天井の高さが1.4m以下で、面積がその階の2分の1未満などの条件を満たすと、床面積に含めない扱いになります。

用途は収納に限られ、細部は自治体で異なるため、住宅会社に確かめてください。

夏は熱がこもりやすいため、換気や断熱の対策も大切です。

住宅アドバイザーのコメント

相談者

質問

小屋裏収納をつくったものの、使わなくなってしまうのはどんなケースですか?

小屋裏収納を使いやすくするポイントを、住宅アドバイザーが紹介します。

住宅アドバイザー

住宅アドバイザー

「小屋裏収納をつくったものの使わなくなるケースで多いのは、「収納量の問題」よりも「出し入れが面倒」というケースです。特に平屋では便利そうに見えますが、日常的に使う収納には向かないことがあります。例えば、はしごを使用する、換気が悪い、夏場の高温、入口が狭い、などが使わくなる理由としてあります。」

【アイデア2】 ロフト、勾配天井の高さを収納に生かす

勾配天井の室内上部に収納用ロフトを設け、箱やかごを置いたリビング。

勾配天井で天井を高くした平屋なら、その高さを生かしてロフトを設けることができます。

リビングや子ども部屋の上の空間を、季節の道具や趣味の物の収納に使えるでしょう。

下の部屋から見上げると開放感があり、収納と空間の広がりを両立できる点が魅力です。

床面積に含めない扱いを受ける場合は、小屋裏収納と同じく、天井の高さや面積の条件を満たし、用途を収納にする必要があります。

居室として使う計画なら扱いが変わるため、設計の段階で住宅会社とよく相談してください。

はしごの上り下りが負担にならないかも、家族の年齢を考えて判断しましょう。

【アイデア3】 床下収納、キッチンや洗面の足元を備蓄に使う

キッチンの床下収納に飲料水と缶詰をまとめて保管した例。

床下収納は、キッチンや洗面室の床にふたを設けて、床下の空間を収納にするアイデアです。

飲料水や缶詰などの備蓄、洗剤やトイレットペーパーの予備など、重さがあって毎日は使わない物の置き場に向いています。

床面積を使わずに収納を足せるため、コンパクトな平屋で取り入れやすいでしょう。

ただし、かがんで出し入れする必要があり、深い収納は奥の物を取り出しにくくなります。

湿気がこもりやすい場所でもあるため、食品は賞味期限を確かめながら入れ替えることが大切です。

災害への備えとして、備蓄の置き場を決めておくのにも役立ちます。

【アイデア4】 小上がりの畳下収納、くつろぎの場所を収納にも使う

小上がりの畳下の引き出しに、おもちゃや布類を収納したリビング。

リビングの一角に小上がりの畳コーナーをつくり、その床下を収納にするアイデアです。

引き出し式にすれば、子どものおもちゃや来客用の布団、日用品などを出し入れしやすくなります。

畳コーナーは、昼寝や子どもの遊び場、洗濯物をたたむ場所としても使えるため、1つの空間で2つの役割を果たせるでしょう。

腰かけられる高さにすると、ちょっとした休憩の場にもなります。

ただし、段差ができるため、小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、つまずきに注意が必要です。

段差の高さや手すりの有無も、あわせて検討してください。

【アイデア5】 壁面収納、床から天井までの壁一面を使う

テレビや本棚と一体になった、床から天井までの壁面収納。

床から天井までの壁一面を収納にするのが、壁面収納です。

リビングや廊下の壁を使えば、床面積を大きく増やさずに、本や日用品、書類などをまとめてしまえます。

扉付きの部分と見せる棚を組み合わせれば、生活感を隠しながら好きな物を飾ることもできるでしょう。

配分の決め方は、見せる収納と隠す収納の比較も参考になります。

上の段には使う頻度の低い物を、手の届きやすい高さには毎日使う物を置くのが基本です。

造り付けにすれば、すき間なく収められ、地震で倒れる心配も少なくなります。

窓やコンセントの位置と重ならないよう、設計の段階で位置を決めておきましょう。

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動線上と屋外に置く平屋の収納アイデア

玄関の靴収納からキッチンのパントリーへつながる平屋の通路。

続いて、暮らしの動線上や屋外に置く5つの収納アイデアを紹介します。

物を使う場所のすぐそばに収納を設けると、出し入れが楽になり、片付けが習慣になりやすくなります。

毎日の家事を楽にしたい人は、ここから検討してください。

【アイデア6】 土間収納、玄関から外遊びの道具までまとめる

靴やベビーカー、傘、外遊び用品をまとめ、通路を確保した玄関の土間収納。

玄関の横に設ける土間収納は、靴だけでなく、外で使う物をまとめて片付けられる収納です。

ベビーカーや子どもの外遊びの道具、アウトドア用品、傘などを、汚れを気にせずに置けます。

平屋は玄関から各部屋までの距離が近いため、外の物を玄関で片付けられると、室内に物が散らかりにくくなるでしょう。

土間収納から室内へ通り抜けられる動線にすれば、来客用の玄関をすっきり保つこともできます。

しまう物の大きさを事前に測り、必要な広さを決めておくことが大切です。

広さや棚の配置は、玄関から土間収納までの間取り計画で詳しく紹介しています。

換気の窓や照明の位置も、あわせて考えておきましょう。

【アイデア7】 ファミリークローゼット、家族の衣類を1か所に集める

洗面・ランドリーの隣に家族の衣類をまとめたファミリークローゼット。

家族全員の衣類を1か所にまとめて収納するのが、ファミリークローゼットです。

各部屋にクローゼットを設けるより、まとめて1か所にしたほうが、面積を効率よく使える場合があります。

洗面脱衣室や物干しスペースの近くに置けば、洗濯物をたたんですぐにしまえ、各部屋に配って回る手間がなくなるでしょう。

ワンフロアで移動が少ない平屋は、こうした集中型の収納と相性が良い住まいです。

ただし、家族の人数分の衣類が収まる広さと、着替えの場所をどうするかも考えておく必要があります。

子どもが成長したときの使い方も、あわせて話し合っておきましょう。

【アイデア8】 パントリー、キッチン横で買い置きを管理する

キッチン横のパントリーに食品や買い置き、調理家電をまとめた例。

キッチンの横に設けるパントリーは、食品の買い置きや調理家電をまとめてしまえる収納です。

まとめ買いをする家庭では、食品のストックを一目で把握でき、買いすぎや使い忘れを防げます。

ホットプレートや使う頻度の低い調理家電をしまえば、キッチンの作業台もすっきりするでしょう。

可動棚にしておくと、しまう物の高さに合わせて棚の位置を変えられて便利です。

勝手口や玄関から近い位置に置けば、買い物から帰ってすぐに片付けられます。

奥行きは深すぎないほうが、奥の物まで見渡しやすくなります。

【アイデア9】 ランドリー収納、洗う・干す・しまうを近づける

洗濯機と室内干し、タオルや洗剤の収納を一室にまとめたランドリールーム。

洗面脱衣室にランドリー収納を設けると、洗濯にまつわる家事を1か所で完結させやすくなります。

洗剤やハンガー、タオル、下着、パジャマなどを洗濯機の近くにしまえば、入浴や洗濯のたびに別の部屋へ取りに行く必要がありません。

室内干しのスペースやファミリークローゼットと隣り合わせにすれば、洗う・干す・しまうが短い距離でつながるでしょう。

洗面室は湿気がこもりやすいため、換気や通気のよい棚を選ぶことが大切です。

タオルの量や家族の人数に合わせて、棚や引き出しの数を決めてください。

狭い洗面室でも、壁の高い位置を使えば収納を足せます。

【アイデア10】 屋外収納、物置や軒下で外の道具を片付ける

平屋の屋外に物置を設け、軒下に自転車や園芸用品をまとめた例。

屋外収納は、庭の手入れの道具やタイヤ、アウトドア用品など、室内に入れたくない物の置き場です。

敷地にゆとりのある平屋なら、物置を置いたり、建物の外壁に沿って収納を設けたりしやすくなります。

深い軒の下を活用すれば、雨に濡らしたくない自転車や薪などを置くこともできるでしょう。

物置は後からでも置けますが、外観になじむ位置や大きさを新築時に計画しておくと、見た目のまとまりが良くなります。

車の出し入れや窓からの眺めを妨げない位置を選ぶことも大切です。

雪や雨が当たりにくい場所に置けば、道具を長持ちさせられます。

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目的別、平屋の収納アイデア早見

リビングで家族が協力し、おもちゃをかごや造り付けの引き出しへ片付けている。

10のアイデアの中から、どれを組み合わせればよいかは、家族の暮らし方によって変わります。

ここでは、子育て世帯、共働き世帯、老後を見据える人、予算や面積を抑えたい人の4つの目的別に、おすすめの組み合わせを早見でまとめました。

自分たちに近いものから参考にしてください。

子育て世帯におすすめの組み合わせ

子どもが畳下の収納へおもちゃを戻す様子。子どもの高さと成長に合わせて収納を調整する。

子育て世帯には、土間収納、小上がりの畳下収納、ファミリークローゼットの組み合わせがおすすめです。

土間収納にはベビーカーや外遊びの道具を、小上がりの下にはおもちゃをしまえば、リビングが散らかりにくくなります。

ファミリークローゼットに子どもの衣類もまとめれば、着替えや洗濯物の片付けを子ども自身に任せやすくなるでしょう。

成長とともに持ち物の種類は変わるため、棚の位置を変えられる収納にしておくと長く使えます。

おもちゃの量は、子どもの成長に合わせて見直すことも大切です。

子どもが自分で片付けられる高さにしておくと、片付けの習慣も身につきます。

共働き世帯におすすめの組み合わせ

隣り合うランドリーとクローゼットで衣類を片付ける夫婦。洗う・干す・しまうを近づける。

共働き世帯には、パントリー、ランドリー収納、ファミリークローゼットの組み合わせがおすすめです。

週末のまとめ買いをパントリーで管理すれば、平日の買い物の回数を減らせます。

ランドリー収納とファミリークローゼットを隣り合わせにすれば、洗濯物を干してしまうまでが短い距離で済み、家事の時間を短縮できるでしょう。

家族それぞれが自分の物を出し入れしやすくなるため、家事の分担もしやすくなります。

動線と収納の組み合わせ方は、家事ラク動線と収納の成功例でも確認できます。

帰宅後すぐに荷物を置ける場所を玄関の近くに設けておくのも効果的です。

朝の身支度が1か所で済むと、忙しい平日の朝の負担も軽くなります。

老後の暮らしやすさを重視する人におすすめの組み合わせ

寝室の手が届く棚に衣類やタオルをしまう夫婦。将来も使いやすい収納にするため、はしごや深いかがみ込みを減らす。

老後の暮らしやすさを重視するなら、手の届きやすい高さの収納を中心に組み合わせるのがおすすめです。

壁面収納は、腰から目の高さの棚を中心に使えば、無理な姿勢をとらずに出し入れできます。

寝室の近くにクローゼットを設ければ、着替えや衣替えの移動も少なくて済むでしょう。

重い物や大きな物は、屋外収納や玄関まわりにまとめておくと、室内で運ぶ手間が減ります。

はしごを使う小屋裏収納やロフトは、使う頻度の低い物に限るか、固定階段にするなど負担の少ない形を選んでください。

足元を照らす照明があると、夜の出し入れも安心です。

予算や面積を抑えたい人におすすめの組み合わせ

収納用のかごを前に、持ち物を確認する夫婦。床面積を増やす前に床下・壁面・屋外を活用する。

予算や延床面積を抑えたいなら、床面積を使わない収納から優先して取り入れるのがおすすめです。

床下収納は、床面積を増やさずに備蓄や予備の日用品をしまえます。

壁面収納は、廊下やリビングの壁を使うため、部屋を広げずに収納量を増やせるでしょう。

屋外の物置は、住み始めてから必要に応じて追加できるため、最初から無理に面積を割く必要はありません。

新築時にしか作れない収納と、後から足せる収納を分けて考えると、限られた予算を効果的に使えます。

持ち物を減らすことも、立派な収納計画の一つです。

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一覧だけで決めきれないときの次の一歩

間取り図と収納の模型、素材見本を囲み、担当者に平屋の収納計画を相談する夫婦。

一覧や早見で候補は絞れても、実際の広さや使い勝手は図面だけでは分かりにくいものです。

ここでは、決めきれないときに役立つ3つの次の一歩を紹介します。

実物を見る、間取りプランで確かめる、専門家に相談する、の順に進めると迷いが小さくなります。

モデルハウスで、平屋の収納を実際に見て確かめる

クローゼットの棚をメジャーで測る夫婦。収納の高さ・奥行き・出し入れを実物で確かめる。

収納の広さや使い勝手を確かめるには、平屋のモデルハウスを実際に見学するのがいちばんです。

ファミリークローゼットの広さやパントリーの奥行き、小屋裏収納へのはしごの角度などは、図面だけでは実感しにくいものです。

扉を開けて中に入り、手を伸ばしてみると、自分たちに合うかどうかが分かるでしょう。

メジャーを持参して棚の奥行きや高さを測っておくと、間取りを考えるときの参考になります。

標準仕様との違いも尋ねてください。

まるっと住まいの窓口では、北関東の住宅展示場やモデルハウスを探して見学を予約できます。

間取りプランで、収納の位置と量をチェックする

間取りプランで確認する3点は、使う場所と届く高さ、新築時に必要な収納、居室との広さのバランス。

住宅会社から間取りプランをもらったら、収納の位置と量をチェックしましょう。

しまう物の置き場が使う場所の近くにあるか、毎日使う収納が手の届く高さにあるかを確かめてください。

小屋裏収納や床下収納など、新築時にしか作れない収納が入っているかも大切な確認点です。

平屋の間取り全体の考え方は、平屋の人気の間取り事例も参考にしてください。

複数社のカタログやプランを取り寄せて見比べると、平屋の収納の工夫にも会社ごとの違いがあることに気づけるでしょう。

まるっと住まいの窓口のハウスメーカー検索やカタログ請求も、比較の材料集めに役立ちます。

気になる点は、打ち合わせの前にメモしておくと効率的です。

専門家に、暮らしに合う収納計画を相談する

かごや季節用品を並べ、複数の間取り図を見ながら収納の悩みを相談する夫婦。

自分たちだけで収納計画を決めきれないときは、専門家に相談する方法があります。

まるっと住まいの窓口では、特定のハウスメーカーに偏らない立場で、住宅アドバイザーが無料で家づくりの相談に応じています。

今の住まいの持ち物の量や、片付けで困っていることを伝えれば、平屋の収納計画が得意な会社を比べる手助けを受けられるでしょう。

オンラインで相談できるため、小さな子どもがいて外出しにくい家庭でも利用しやすくなっています。

比較の材料がそろえば、自信を持って間取りを決められます。

紹介された会社と必ず契約する必要はありません。

住宅アドバイザーのコメント

相談者

質問

平屋の収納計画で、最初に決めておくとよいことは何だと助言していますか?

暮らしに合う収納計画の始め方について、住宅アドバイザーが解説します。

住宅アドバイザー

住宅アドバイザー

「平屋の収納計画では、最初に「収納を何畳つくるか」ではなく、「何を・どこで使い・どこに戻すか」を決めるよう助言します。ペットの有無やお子様の人数、アウトドアやロードバイクなどの趣味、によって収納計画が大きく変わるため、具体的に何を使用するのかを聞くようにしています。」

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【まとめ】 平屋の収納は、場所と使い方の組み合わせで足りるようになる

壁面収納とパントリーのある片付いた平屋で、家族が食卓を囲む様子。

平屋は2階や階段下がない分、収納が不足しやすい住まいですが、間取りの工夫で十分に補えます。

屋根裏や床下、壁面などの上下の空間を生かす収納と、玄関やキッチン、洗面室など動線上に置く収納を組み合わせるのが基本です。

使う頻度の低い物は上下の空間に、毎日使う物は動線上にと役割を分ければ、出し入れが楽で片付けやすい家になります。

小屋裏収納や床下収納など、新築時にしか作れない収納から優先して検討してください。

迷ったときは、モデルハウスで実物を確かめ、複数社のプランを比べると、自分たちに合う収納計画が見えてきます。

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出典

タブレットと住宅の断面図・間取り図を見比べ、収納計画の資料を確認する女性。

本記事の小屋裏収納の扱いは、次の一次情報に基づいています。

本記事で示した条件該当ページ
最高の内法高さが1.4m以下、水平投影面積がその階の床面積の2分の1未満などの条件を満たすと、階とみなさず床面積に算入しない。用途は収納に限られる小屋裏物置等の取扱い p1「内容」「解説」

※取扱いの細部は自治体(特定行政庁)によって異なります。建てる地域の基準を確認してください。

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この記事に関連したよくある質問

平屋の収納は、どれくらいの量があれば足りますか?

必要な量は、家族の人数や持ち物の量によって大きく変わるため、一律にはいえません。

今の住まいの持ち物を把握し、新居で増えそうな分を見込んで決めるのが基本です。

今の収納量を住宅会社に伝えると、提案も具体的になります。

収納の量の決め方を参考にしてください。

小屋裏収納とロフトは、何が違いますか?

どちらも上部の空間を使う収納で、小屋裏収納は屋根裏の空間、ロフトは勾配天井などで高くした部屋の上部に設けるのが一般的です。

床面積に含めない扱いを受けるには、用途を収納にするなどの条件があります。

小屋裏収納の扱いをご覧ください。

平屋をやめたほうがいいと言われるのは、なぜですか?

収納が不足しやすいこと、広い土地が必要になることなどが理由に挙げられます。

ただし、収納の悩みは上下の空間や動線上の収納を組み合わせることで補えます。

収納が不足しやすい理由をご覧ください。

家具を買わずに収納する方法はありますか?

新築時に造り付けの収納を計画するのが近道です。

壁の幅や天井の高さに合わせてつくれるため、置き家具よりすき間なく収納でき、倒れる心配も少なくなります。

置き家具は、足りない分だけ後から足しましょう。

造り付けの収納の考え方を参考にしてください。

平屋の間取りで、収納を考えるコツは何ですか?

しまう物と使う場所から逆算し、使う場所のすぐそばに収納を置くことがコツです。

使う頻度の低い物は上下の空間に、毎日使う物は動線上にと役割を分けると、片付けやすくなります。

家事の動線にまとめると、毎日の負担も軽くなります。

収納の選び方のコツをご覧ください。

収納を増やすと、建築費はどれくらい上がりますか?

金額は、広さや仕様、会社によって大きく異なるため、一律にはいえません。

床面積を増やす収納は費用への影響が大きく、床下や壁面など床面積を使わない収納は比較的抑えやすい傾向があります。

一覧表で費用への影響を比較してください。

建てた後から収納を増やす方法はありますか?

壁面の棚や洗面室の棚、屋外の物置などは、住み始めてから足すことができます。

一方、小屋裏収納や床下収納、小上がりなどは構造に関わるため、新築時に計画しておくのが基本です。

後から足せる収納の見分け方を参考にしてください。

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